面白いと思ったコトを気ままに書き留めていくブログ
偉大な発明をして特許をとれば、大金を手にすることができます。
皆さんの中にも、そんな夢を思い描いている方がいるかもしれません。
しかし、世の中には偉大な発明をしたにも関わらず、全く稼げなかった(稼ごうとしなかった)人もいます。
今回は、全く稼げなかった偉大な発明を紹介していきます。
1868年、アメリカで「電気投票記録機」というものが発明されました。
これは、議会での投票を電気信号を使って一瞬で終わらせるという、当時としてはかなり画期的な発明でした。
早速国会に売りに行きますが、「投票の待ち時間も、他の議員と話し合う大事な時間だから、このような投票を一瞬で終わらせるような機械はいりません。」と言われてしまいます。
ちなみに、これはあの偉大なエジソンの最初の発明だとされています。
どんなに素晴らしい人でも最初から成功するわけではないようですね。
丸ノコはダビサ・バビットというアメリカ人女性によって発明されました。
「どこが偉大な発明なんだ?」と思った方もいると思いますが、実はこれ、革命だったのです。
普通の真っ直ぐなノコギリだと、引く時にしかよく切れません。(日本では押す時)
つまり、押すという作業はほぼ無駄になります。
押すという無駄な作業がない丸ノコが発明されると、木材の生産効率は飛躍的にアップしました。
では、なぜ、彼女は稼げなかったのでしょうか?
それは当時、女性は特許を取れなかったからです。
もし、女性でも特許がとれていたら、彼女は間違いなく億万長者になっていたことでしょう。
WWW(ワールドワイドウェブ)はティム・バーナーズ=リーによって発明されました。
彼は元々、一般公開するつもりではなかったそうですが、彼の所属していたCERNは1993年に、WWWを無償で提供すると発表しました。
使用料を一切取らなかったのは素晴らしいことですが、今日、インターネットがどれだけ普及しているか、ということを考えると、少し惜しい気がします。
ちなみに、そんな彼の後悔は、URLを「http://」で始めたことだそうです。
これにより、世界で数十億回も無駄にキーが押されたそうです。
今でも超有名なテトリスは1984年にアレクセイ・パジトノフというソ連のプログラマーによって作られました。
テトリスは世界中で飛ぶように売れ、テトリス・ブームが到来しました。
それにも関わらず、パジトノフには一円も入りませんでした。
なぜなら、ソ連は社会主義だったので、このゲームの権利は全てソ連にあったからです。
さすがに酷い考えたソ連政府は、彼への補償金を検討したのですが、実現する前にソ連は崩壊してしまいました。
ようやくテトリスの権利は彼のものになりますが、残念な事に、テトリス・ブームはすでに終わっていました。